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さよなら九段下ビル 15

 2011年11月〜2012年1月の短い期間、九段下ビルは夢のような空間でした。

 ひっきりなしに観客が訪れ、新聞、TV、ラジオ、インターネットの取材が続きました。

 3階の「九段下アトリエ」では6つのグループと個人による展覧会が次々と開かれ、1階の大西の部屋では最後の日まで絵が描かれていました。

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 フランスから来たアーチストとインターネット・ニュースの記者たちによる取材とハプニング。

 桐生眞輔の手による「さよなら九段下ビル」の大きなバナー(垂れ幕)。

 突然、訪れた映画監督の樋口真嗣。

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 九段下ビルそのものが巨大な現代美術作品(インスタレーション)だったと言っても過言ではありません。

 下の写真は1階の大西の部屋で作品が製作されている様子です。

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 急遽、作家の高山真衣にモデル役をやってもらっています。
 製作されているのは屋上のピラトの絵と対になるような大きな顔の絵です。

 それをまた沢山の観客が見に来ます。

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 小さな女の子が絵を見に来ました。

 これ、誰?

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 え? あたし?
 笑。

 これが、あの有名な「九段下ビル」の最後の日々だったのです。

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番外 ターザン・イングリッシュ

 クリスト(Christo)という名前は言うまでもなく、キリスト(Christ)から来ています。

 前にも欧米人の名前について書きましたが、その時、悪魔(Demon)という名前がポピュラーだと書きました。
 このような場合、スペルを少し変えるのが普通です。
 デーモンはDamonと綴る人が多く「さよなら九段下ビル」の大スター、ピラトもPilatoをPyratoに変えています。

 これは普通名詞やありふれた名前を少し変えてその人ならではの名前にする、という意味とやはり、デーモン、ピラトのような悪い?名前は少しスペルを変える、という二つの意味があるのだと思います。

 いづれにせよ、親のつけた名前は大人になって変えることが出来ますから、アーチスト名をクリスト(Christo)、ピラト(Pyrato)とたった一語にして活動している作家は、その名前に相当な覚悟と思い入れがあるのでしょう。

 九段下ビルを舞台にした、キリスト(クリスト)とピラトの戦い。

 見てみたかったような。

 見るのが怖かったような。

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 キリスト(クリスト)

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 ピラト

 PS: ピラト、というのは日本で言えば忠臣蔵の吉良上野介のような、欧米人なら誰でも知っている有名な悪役の名前です。

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FC2ブログへようこそ!画家の大西信之です。日本とアメリカのファインアートとポップカルチャーに興味があります。最初は自分の仕事、ゆくゆくはその他の事柄についても取り上げていきたいと思います。

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