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現代美術3

 現代美術の魅力の一つに日本人作家の活躍があります。
 MCAの展覧会でもアンディ・ウォーホル、キース・へリング、ロイ・リキテンスタインといった現代美術の大スター達に混じって奈良美智が取り上げられていました。

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 現代美術に限らず、欧米の美術界で日本人が活躍するのは非常に困難でした。
 残念ながら欧米には差別、というものがはっきりと存在し、特にファインアートの世界ではノース・アトランティック・オーシャンズ・アート(北大西洋美術)という言葉があるくらいで、欧米、つまり北大西洋に面した国だけが現代美術を生むことが出来る、と考えられていました。
 つまり、大西洋でも南はダメ。ブラジルなど南米やアフリカはダメだったのです。
 もちろん、太平洋、アジア、日本などは問題外です。

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 スポーツなどと違い、勝ち負けがはっきりしないアートの世界では、差別を乗り越えることは本当に難しかったのです。

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現代美術2

 現代美術に限らずアメリカの美術界の大きな特徴は、女性が絶対的な権力を持っている、ということです。
 日本のように飾り物として若い女性が表に出ているのではなく、本当に決定権を持っているのが女性なのです。
 アメリカで超一流と言われるギャラリーや美術館のボスは大抵、女性です。
 大西が展覧会をやったニューヨークのART54、LA ART BANK、シアトルのCOCA、皆、女性がボスです。
 多くのアメリカ人に意見を聞きましたが、アートの良し悪しを決める能力は平均して女性の方が優れている。(男性で優れた人も、もちろんいっぱいいます)決して男女差別ではない。例えば、ディップ・ディガー、穴掘り人夫に関しては男性の方が優れている。だから、穴掘り人夫は男性が多い。それは男女差別ではない、というような説明を受けてビックリしてしまいました。
 ディップ・ディガー(穴掘り人夫)
 笑。
 やっぱり、ちょっと男性をバカにしていますよね。

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 これは、デンヴァーにある現代美術館 MCA(MUSEUM OF CONTEMPORARY ART)の展覧会の準備風景です。

現代美術

 大西の本業についてお話ししましょう。
 現代美術というのは1990年代、大流行した美術用語で、余りにも流行り過ぎたため一時期すたれ、また最近復活してきた言葉です。
 アメリカのコンテンポラリー・アートの翻訳で、コンテンポラリーとは現代的な、今風な、という意味です。
 コンテンポラリー・ダンス、コンテンポラリー・ジャズ、という風に使います。
 面白いことにアメリカでは一貫して古くなっておらず、今でも多数の現代美術専門の美術館やギャラリーがあります。
 では、現代美術とはどういうものでしょうか。
 ズバリ、こういうものです。

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 普通の日本人ならビックリしてしまうでしょう。
 ナメトンのかと。
 田舎の女子高、いや、中学の文化祭の立て看板よりヒドイ出来です。
 (田舎の、いや地方の女子高の皆さん。スミマセン)
 しかし、これはトム・サックスという超一流の現代美術作家の作品なのです。
 これではあんまりなので、こういうのもあります。

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 これはダン・フレイヴィン。
 蛍光灯を素材にして作品を創る作家で、これなら美術品に見えないこともないでしょう。
 いずれにしろ、オーソドックスな絵画や彫刻とは随分、違うものです。
 大昔の日本では前衛芸術と言っていました。
 フランス語のアヴァンギャルドを翻訳したものですが、これも流行り過ぎたため、恐ろしくダサイ言葉になってしまいました。
 いずれも一見さんお断りの難解な美術なのですが、アメリカで絵を発表していく時に、どうしても現代美術館や現代美術専門のギャラリーと関わらざるを得ず、多くの作品を見て関係者に接するうちに段々と面白くなってきました。

リトグラフ

 2014年です。
 2014年なんて、昔は遠い未来だと思っていました。
 今年もよろしくお願いします。

 この絵は俳優の榎木孝明さんが買ってくれたものです。
 非常に思い出に残っている作品です。

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FC2ブログへようこそ!画家の大西信之です。日本とアメリカのファインアートとポップカルチャーに興味があります。最初は自分の仕事、ゆくゆくはその他の事柄についても取り上げていきたいと思います。

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